冷却シートについて
発熱時または熱中症の応急処置で冷却シートを使っている方は多いと思います。
しかし、冷却シートは本当に効果があるのでしょうか?
目次
【冷却シートは本当に有効なのか】
結論を言うと冷却シートには
”解熱効果はありません”
そう!冷却シートには熱を下げるチカラがとても弱いんです。
パッケージやCMなどでは使用すると熱が下がり効果的な表現をされていますよね。
しかし、効果は「解熱」ではなく貼っている場所の「冷却」なんですよね。
ジェルに含まれている水分を気化させて気持ちよくさせるのです。
冷却シートに解熱効果が無いことは実際に証明もされています。
【解熱させる為には氷が一番】
ご存知の方がほとんどかと思いますが、
身体の奥深くまで冷やすのは氷が一番です。
【熱が出た際は冷やす場所も一工夫】
◯冷やす場所◯
・前頸部(左右から挟むように)
・腋窩(両方の脇)
・鼠径部(両方の股関節の前)
袋に入れた氷をタオルを一枚覆って当てましょう。
【まとめ】
冷却シートは使いやすさはすごくありますが効果としては高く無いです。
また、熱中症の疑いがある場合、一般の方では熱中症のグレードを判断する事が
難しいのでいくら本人が大丈夫と言っていても冷却シートで応急手当てをせず、
氷でのクーリングや水分補給をお勧めします。
アデウス(さようなら)