部活動は教員ではなく外部コーチの方が良い
現在、フリーランストレーナーをしながら
今年6月から「民間団体活用方式」という学校の実情に応じて
技術指導者をしております。
要するに外部技術指導者です。
本来、部活動においては顧問が指導に当たるのですが
技術指導者が行います。
目次
民間団体活用方式とはなんぞや?
【民間団体活用方式を導入する事で得られる事】
・部活動の在り方研究に取り組んでいる
部活動の課題として、部活動指導の専門性を有した教員が不足している。
また、顧問への負担・長時間の労働が現状課題となっており、
その課題の対策をする。
【実際に民間団体活用方式にて指導している感想】
■授業終了後、部活動の指導に行かないといけない為、仕事が中断し、
部活動終了後、残業にて仕事を進める。
■休日出勤しているのに休日出勤手当が少ない。
■休みのない生活に慣れていて、自由な時間が少ない。
■土日も部活動がある為、家族がいる教員は子供と出かけたりできない。
■子供がいる教員が「勤務時間外に部活顧問をしたくない」と言うと、
「生徒の事を考えていない」と言う方もいるみたいです。
その方は生徒の事を最優先にして、自分の子供の事は後回しだそうです。
やばくないですか?
部活の指導がしたくて教師になった人ならともかく、
学校の先生が部活動の指導・試合の引率の全責任を負わないといけないのは
おかしいと思います。
そもそも、教員が部活動の指導をするのは当たり前なんですか?
この状況がなかなか変わらないのも教員の皆さんはこの現状を当たり前だと
認識されているからですよね。
だから、生徒も親も、先生が部活の指導をしてくれる事を当たり前のように要求するんですよね?
でもね、実際すごく大変な環境下で働かれているんです。
教員は教科のプロフェッショナル。
経験が全くないのに顧問を引き受けていたり
部活動のせいで夫婦仲の悪化・育児に手がまわらなかったり、
家族との時間が無くなったりが原因で
教員を辞められる方も少なくないんですよね。
【スポーツ指導したい人っていっぱいいる】
アスリートのセカンドキャリア・スポーツトレーナーになりたい学生など
専門的な知識とスキルを持って、社会に貢献したいと思っている人はたくさんいるんです。
部活の指導はそんな方に依頼した方が良いと思います。
そうすれば、純粋に授業や担任がしたくて先生になった教員の方の
ライフスタイルの確保・健康・教科の指導の質が上がるのです。
もっともっと教育現場では外部指導者に依頼する勇気・投資をするべきだと思います。
アデウス(さようなら)